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昔、とても働き者のロバがいました。毎日、重い袋を粉引き小屋へ運んで一生懸命働いていました。けれども、だんだん歳をとって、仕事が思うように出来なくなってしまいました。
「この役立たず、出て行け」
ご主人に追い出されたロバには行くあてなどありません。
そこで、ブレーメンという町にむかって歩いていきました。
その町の音楽隊に入れてもらえるかもしれないと思ったからです。
しばらく歩いて行くと、道にうずくまっているイヌに出会いました。
「こんなとこでどうしたんだね」
「なあに、おれは歳をとって、もう狩りが出来ないようになったのさ。それで、ご主人は、もう俺なんか要らなくなったってわけさ」
「わしと一緒さ。それならブレーメンに行って音楽隊に入らないかい」
ロバにそう言われて、イヌもブレーメンに行くことにしました。
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