株主ならびに投資家の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社グループは、2026年中期経営計画として『「コミュニケーション」と「包む」技術で、お客さまと新しい感動を創り、未来へつなげる』を掲げ、最適な環境未来パッケージの開発やデジタルを活用した新たなコンテンツ商品により事業構造改革を進めるとともに、引き続き「発想から発送までのワンストップソリューション」を推進して、企業価値を高める取り組みを進めております。
2025年6月期連結累計期間における商品分野別の業績の概況は次のとおりであります。
パッケージング分野の売上高は、菓子・食品向けパッケージと関東地区・中部地区のフルフィルメントサービス需要が堅調に推移するとともに、エネルギー価格や諸資材価格、人件費の高騰に対して、収益性を重視した営業活動を展開し製品価格の適正化を進めた結果、88億96百万円(前期比4.2%増)となりました。
コミュニケーション分野の売上高は、情報媒体のデジタル化により、カタログやパンフレット類が低調に推移したことや、自動車業界の新車販売延期に伴う販売促進関係が低迷したことなどにより、36億58百万円(前期比17.2%減)となりました。
以上の結果、売上高は125億55百万円(前期比3.1%減)、営業利益は1億85百万円(前期比51.0%減)、経常利益は4億20百万円(前期比21.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億46百万円(前期比38.0%減)となりました。
今後の見通しにつきましては、国内印刷市場における旺盛なパッケージ需要を取り込むべく、生産性の向上や設備投資による生産能力の増強を推進するとともに、生成AIをはじめとする先端技術の実用化に積極的に取り組んでまいります。
さらには、デジタルデータ加工技術を生かしたデジタルメディア領域の競争力強化に向けた事業構造改革を、スピード感をもって推進してまいります。
また、海外事業におきましては、中国およびインドネシアにおける販売拡大に注力するとともに、その他の東南アジア諸国への新規展開に向けた市場調査・分析を進め、将来的な事業拡大の基盤構築を図ってまいります。
このような状況を踏まえ、2026年6月期の連結業績見通しにつきましては、売上高130億円、営業利益2億円、経常利益3億70百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、2億60百万円を見込んでおります。
株主ならびに投資家の皆様におかれましては、今後とも引き続きご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役会長
代表取締役社長